会社にバレない?サラリーマン・正社員が安全に副業を始めるための就業規則対策

未分類
  1. 大手企業で相次ぐ「副業解禁」ニュースの背景と詳細
    1. ANAやみずほFGなど、大手企業が続々と副業を解禁
    2. 直近の動き:2023〜2024年以降のさらなる解禁事例
    3. 厚生労働省がガイドラインを改定し、企業に公表を要求
    4. このニュースが意味することと世間の反応
  2. 会社員・サラリーマンの副業はなぜ会社にバレるのか?
    1. 住民税が決定・通知される仕組み
    2. 副業分の収入が合算されて通知されてしまう
  3. バレないための対策「普通徴収」と、それでもバレるリスク
    1. 基本の対策は確定申告で「自分で納付」を選ぶこと
    2. 注意1:アルバイトなどの「給与所得」は合算される
    3. 注意2:自治体による「特別徴収の推進(徹底)」のリスク
  4. 正社員が副業を始める前に絶対確認すべき就業規則対策
    1. まずは自社の就業規則を隅々まで読み込む
    2. トラブルを防ぐための3つの義務
  5. 会社員・社会人が安全に副業を始めるための4つのステップ
    1. ステップ1:目的と目標を明確にする
    2. ステップ2:無理のない範囲で空き時間を確保する
    3. ステップ3:自分の目的に合った「働き方」を選ぶ
    4. ステップ4:自分の「得意」を棚卸しして仕事にする
  6. サラリーマンが副業を始めるメリットと注意点
    1. メリット:キャリアの自律とリスク分散
    2. 注意点1:年間20万円超で確定申告の義務が発生する
    3. 注意点2:「簡単に稼げる」という甘い罠に騙されない
  7. 考察:キャリア自律の時代における「教える副業」の可能性と企業の未来
  8. よくある質問
    1. 公務員でも副業はできるのでしょうか?
    2. 副業を始めるにあたって「開業届」はすぐに出すべきですか?
    3. まったくの未経験からでも始められる副業はありますか?
  9. まとめ

この記事はプロモーションを含みます。

サラリーマンが副業を会社にバレずに始めるには、事前の「就業規則の確認」と、確定申告での「住民税の普通徴収」の選択が必須です。

ただし、自治体の方針により本業と合算されてしまうリスクはゼロではありません。

「副業を始めたいけれど、会社にバレて問題になるのが怖い」

「うちの会社は副業禁止のままだけれど、世間のみんなどうしているの?」

将来への備えやスキルアップのために副業を考え始めたとき、会社員や正社員の多くが最初にぶつかるのが「会社との関係」という大きな壁ではないでしょうか。

実は近年、みずほフィナンシャルグループやANA(全日本空輸)といった大手企業が次々と副業を解禁しています。

厚生労働省も企業に対して副業容認を強く促すなど、社会の働き方のルールは劇的な変化を遂げています。

本記事では、最新の企業の副業解禁ニュースを起点に、サラリーマンが安全に副業を始めるための就業規則の読み解き方を解説します。

さらに、住民税からバレるのを防ぐ税金対策(ただし100%防げるわけではないという重要な事実)について、初心者にもわかりやすく丁寧にお伝えします。

大手企業で相次ぐ「副業解禁」ニュースの背景と詳細

なぜ今、大手企業を中心に副業解禁の動きが加速しているのでしょうか。

その背景には、終身雇用制度の限界と、企業側が社員に「自律的なキャリア形成」を求めるようになったという明確なシフトがあります。

かつては「本業に専念するのが当たり前」とされていましたが、ここ数年でその常識は完全に覆りました。

まずは、世の中で起きている具体的な事実とニュースから見ていきましょう。

ANAやみずほFGなど、大手企業が続々と副業を解禁

日本の副業推進の象徴的なニュースとなったのが、各業界を代表する大手企業による副業・兼業の大幅な解禁です。

例えば、航空大手のANA(全日本空輸)は2020年、新型コロナウイルスの影響も背景に、社員の副業範囲を大きく拡大しました。

それまでの家庭教師などの限られた範囲から、他社との雇用契約を結ぶ働き方や、個人事業主としての活動まで広く容認したことは、産業界に大きな衝撃を与えました。

また、金融業界という厳格なイメージの強いみずほフィナンシャルグループも、2019年からいち早く兼業・副業を解禁しています。

他社での業務を通じて新たな知見を得て、本業に還元してもらうことを目的としており、実際に多くの社員がこの制度を活用しています。

直近の動き:2023〜2024年以降のさらなる解禁事例

この流れは近年さらに加速しており、2023年から2024年にかけても新たな動きが相次いでいます。

例えば、大手総合商社の伊藤忠商事は、2024年から社員がグループ外の企業でも副業を持てるように制度を拡充する方針を打ち出しました。

これまでも社内での兼業制度はありましたが、外部のベンチャー企業などで経験を積み、自社にはない斬新な発想やスキルを持ち帰ってもらうことが狙いです。

また、IT業界や通信業界にとどまらず、製造業や老舗のメーカーなどでも、「リスキリング(学び直し)」の一環として副業を推奨する企業が増加し続けています。

企業側も、もはや「社員を自社の中だけで縛り付けることは、中長期的な成長を阻害する」と気づき始めているのです。

厚生労働省がガイドラインを改定し、企業に公表を要求

こうした企業の動きを国も強力に後押ししています。

2018年に厚生労働省が「モデル就業規則」から副業禁止の規定を削除し、副業・兼業を推進する記述を追加したことで「副業元年」と呼ばれました。

さらに重要なのが、2022年7月に厚生労働省が行った「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の改定です。

この改定により、企業は「副業・兼業を許容しているかどうか」、そして「条件付きで許容している場合はその条件」を、自社のホームページなどで公表することが強く推奨されるようになりました。

国が企業に対して「副業に対するスタンスを社会に対して明確にしなさい」と迫ったわけです。

このニュースが意味することと世間の反応

こうした一連のニュースは、私たち会社員にとって何を意味するのでしょうか。

筆者としては、これは単なる「お小遣い稼ぎの解禁」ではなく、「企業が社員の人生を丸抱えする時代の終焉」と「個人の自律的なキャリア形成への転換」を意味していると考えます。

世間の反応を見ても、SNSやビジネスメディアでは「自社でもついに副業が解禁された」「本業のスキルを活かして週末起業を始めた」といった前向きな声が増えています。

一方で、「うちの会社は未だに昭和のルールで副業禁止のままだ」という不満の声も多く見受けられます。

優秀な人材を確保するためには「副業OK」であることが企業としての魅力に直結する時代になりつつあるのです。


会社員・サラリーマンの副業はなぜ会社にバレるのか?

こっそり始めたはずの副業が勤め先にバレてしまう最大の原因は、確定申告後に会社へ通知される「住民税の金額」が上がるからです。

時代が副業解禁へと動いているとはいえ、「自分の勤め先はまだ解禁されていない」「解禁されていても、上司や同僚には知られたくない」という方は多いでしょう。

なぜ、黙っていればバレないはずの副業が明るみに出てしまうのか、そのメカニズムを解説します。

住民税が決定・通知される仕組み

会社員の場合、毎月の給与から住民税が天引きされていると思います。

この天引きの仕組みを「特別徴収」と呼びます。

毎年、前年の1月1日から12月31日までの所得(収入から経費を引いた儲け)をもとに、お住まいの自治体があなたの住民税の額を計算します。

そして、その年の5月ごろに「あなたの会社の〇〇さんの住民税は、今年はこの金額です」という決定通知書が、勤め先の会社(経理担当者など)に送られるのです。

副業分の収入が合算されて通知されてしまう

もしあなたが副業で収入を得て、翌年に確定申告を行ったとします。

すると、自治体は「本業の給与所得」と「副業の所得」を合算して、翌年の住民税全体を計算します。

その結果、本業の給料だけで計算されるはずの住民税額よりも、実際の通知額が高くなってしまいます。

会社の経理や人事の担当者は、自社の社員にいくら給与を払っているかを完全に把握しています。

「この給料の額に対して、この住民税の額はおかしい(高すぎる)。本業以外にどこかで収入を得ているな」と、一目で気づいてしまうわけです。

これが、いわゆる「住民税で副業がバレる」カラクリです。


バレないための対策「普通徴収」と、それでもバレるリスク

住民税から副業が発覚するのを防ぐ基本の対策は、確定申告時に副業分の税金を自分で納付する「普通徴収」を選ぶことです。

しかし、自治体の運用ルールによっては強制的に合算されるケースもあり、100%安全とは言い切れないのが実情です。

ネット上の多くの情報では「普通徴収を選べば絶対に大丈夫」と断言されていますが、誠実な発信者として、ここではリスクも含めた正確な事実をお伝えします。

基本の対策は確定申告で「自分で納付」を選ぶこと

確定申告を行う際、申告書の第二表に「住民税に関する事項」という欄があります。

ここで、副業分の住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」にチェックを入れるのが基本の対策です。

これを行うことで、本業の住民税は今まで通り会社の給与から天引き(特別徴収)され、副業分の住民税の納付書だけがあなたの自宅に直接郵送されるようになります。

会社には本業の給与分の住民税額だけが通知されるため、副業の存在が伝わるリスクを大きく下げることができるのです。

注意1:アルバイトなどの「給与所得」は合算される

しかし、「普通徴収にチェックを入れれば絶対にバレない」というのは誤りです。

あなたがコンビニや飲食店などのアルバイトで「給与」として副業収入を得た場合、原則として本業の給与と合算され、すべて会社に通知されます。

給与所得の場合、普通徴収を選ぶことは法律上基本的にできません。

会社に知られずに副業をするなら、雇用契約を結ばない業務委託など、「雑所得」や「事業所得」となる働き方を選ぶ必要があります。

Webライター、コンサルティング、自身のスキル販売などがこれに該当します。

注意2:自治体による「特別徴収の推進(徹底)」のリスク

近年、東京都をはじめとする多くの自治体で、税金の徴収漏れを防ぐために「特別徴収の徹底」が進められています。

自治体によっては、あなたが確定申告で「普通徴収」を選んだとしても、自治体側の判断で問答無用に合算し、本業の会社へ「特別徴収」として通知してしまうケースが実際に起きています。

「絶対に会社にバレては困る」という場合は、確定申告書を提出するだけでなく、お住まいの市区町村の税務課に直接電話等で問い合わせることが必須です。

「副業分(雑所得・事業所得)の住民税を普通徴収にできるか」を個別に確認・相談しておきましょう。

このように、税金の仕組みによる対策には限界があることを、まずは冷静に受け止めてください。


正社員が副業を始める前に絶対確認すべき就業規則対策

民間企業に勤める正社員が安全に副業を始めるためには、まずは自社の「就業規則」を隅々まで読み込み、3つの重大な義務に違反しない働き方を選ぶことが絶対条件です。

税金の仕組みとリスクを理解したうえで、次に立ちはだかるのが会社の「ルール」です。

法律上、就業時間外のプライベートな時間をどう使うかは本来労働者の自由であり、労働基準法で副業を全面禁止する規定はありません。

しかし、実際の可否や罰則は、あなたが結んでいる会社の「就業規則」によって決まります。

自宅のダイニングテーブルで、付箋を貼った手帳を開きながら真剣な表情で求人情報を探している40代女性※画像はAIによるイメージ

まずは自社の就業規則を隅々まで読み込む

まずは社内のイントラネットや従業員ハンドブックで、自社の就業規則を必ず確認しましょう。

「許可なく他の会社に雇用されてはならない」「会社の承認を得た場合を除き、他の業務に従事してはならない」といった文言がどのように書かれているかがポイントです。

時代が副業解禁に動いているとはいえ、副業禁止の規定があるにもかかわらず無断で副業を行うことはリスクを伴います。

それが本業に支障をきたしたとみなされた場合、懲戒処分の対象となる事例は過去の労働判例でも実在します。

トラブルを防ぐための3つの義務

会社が副業を認めている、あるいは黙認している場合でも、会社員として絶対に守らなければならない義務があります。

これらに違反すると、重大な契約違反として損害賠償を請求されるリスクすらあります。

  • 競業避止(きょうぎょうひし)義務

自社の事業とライバルになるような仕事をしてはいけない、というルールです。
例えば、Web制作会社で働きながら、個人でもWeb制作の仕事を受注して自社の顧客を奪うような行為は、会社に損害を与えるため明確なNGとなります。

  • 守秘義務

本業の業務を通じて得た顧客データ、営業秘密、社内のノウハウなどを、副業に流用してはいけないというルールです。

  • 職務専念義務

就業時間中は本業に専念しなければならないというルールです。
会社のパソコンを使って副業の作業をしたり、勤務時間中に副業のメールを返信したりする行為は絶対に避けてください。

自分のやろうとしている副業が、これらの義務に違反せず、会社に不利益を与えないか客観的に見極めることが、安全な副業の第一歩です。


会社員・社会人が安全に副業を始めるための4つのステップ

安全に副業を始めるには、目的の明確化から時間の確保、そして「成果報酬・事業型」の働き方を選び、自分の得意を棚卸しするまでの4つのステップを踏むのが確実です。

会社のルールとリスクが確認できたら、いよいよ実践です。

「何から手をつければいいかわからない」と迷ってしまう方に向けて、着実に前へ進むための具体的な手順をご紹介します。

ステップ1:目的と目標を明確にする

「なんとなくお金が欲しい」という曖昧な動機では、本業の疲れが溜まっているときなどにすぐ挫折してしまいます。

「毎月3万円稼いで投資信託に回す」「半年後にWebライターとして初案件を受注する」など、具体的な目標を設定しましょう。

目的が明確であればあるほど、困難にぶつかったときの推進力になります。

ステップ2:無理のない範囲で空き時間を確保する

副業を始めるためには、日々の生活の中から作業時間を捻出する必要があります。

労働基準法では、本業と副業(雇用される場合)の労働時間は通算されることになっており、働きすぎによる健康被害は大きなリスクです。

睡眠時間や家族との時間を削るような無理な計画は立てず、まずは「水曜日の終業後1時間」や「週末の午前中2時間」など、確実に確保できる小さな時間から始めましょう。

ステップ3:自分の目的に合った「働き方」を選ぶ

時間は有限ですから、自分に合った副業を選ぶことが継続の鍵となります。

副業は大きく分けて「時間労働型」と「成果報酬・事業型」に分類されます。

副業のタイプ 特徴 具体例 メリット・デメリット
時間労働型 働いた時間に応じて確実に報酬がもらえる アルバイト、パート、単発のイベントスタッフ すぐに確実な収入になるが、会社にバレるリスクが高く、スキルは身につきにくい。
成果報酬・事業型 納品物や売上などの成果に対して報酬が支払われる Webライター、動画編集、コンサルティング、教える副業 軌道に乗るまで時間はかかるが、普通徴収を選びやすく、将来的に単価が上がりやすい。

今後のキャリアや起業を見据えるなら、断然「成果報酬・事業型」がおすすめです。

そして何より、「会社にバレるリスクを下げる(雑所得・事業所得にする)」という意味でも事業型を選ぶメリットは大きいです。

ステップ4:自分の「得意」を棚卸しして仕事にする

特に40代、50代の会社員であれば、これまでの本業で培った経験や専門知識を活かせるコンサルティングや、オンラインで人に教える仕事(スキルシェア)が非常に適しています。

「私には特別なスキルなんてない」と思うかもしれませんが、長年やってきた「当たり前の業務」こそが、他人にとっては価値があるのです。

クラウドソーシングサイトやスキルシェアサービスに登録し、自分の経験がどう誰かの役に立つのか、プロフィールを書き出すことから始めてみてください。


サラリーマンが副業を始めるメリットと注意点

副業はキャリアの自律と収入源の分散という大きなメリットがある反面、年間20万円超の確定申告義務や、怪しい儲け話に騙されるリスクという注意点も存在します。

副業は単なる収入アップにとどまらず、人生を豊かにする多くの可能性を秘めています。

一方で、絶対に知っておくべき落とし穴もあります。

ノートパソコンの画面を見ながら、手帳に丁寧にスケジュールやタスクを書き込んでいる女性の手元※画像はAIによるイメージ

メリット:キャリアの自律とリスク分散

本業の給料だけで生活していると、会社の業績悪化や倒産など不測の事態に弱くなります。

副業で第2、第3の収入源を持つことは、これからの不確実な時代を生き抜くための強力なリスクヘッジになります。

また、副業で得た新たな視点やスキルが本業の業務改善に繋がり、結果的に社内での評価が上がるという相乗効果も頻繁に報告されています。

「いつかは独立したい」と考えている人にとって、本業という命綱を持ったままテストマーケティングができる副業は、最高のリハーサル環境です。

注意点1:年間20万円超で確定申告の義務が発生する

副業を始めるうえで絶対に忘れてはならないのが、税金の手続きです。

会社員は、副業の「所得(売上から経費を差し引いた儲け)」が年間(1月1日〜12月31日)で20万円を超えた場合、ご自身で確定申告を行う法的な義務があります。

無申告のままでいると、後から税務署の調査が入り、無申告加算税や延滞税といった重いペナルティを課される可能性があります。

売上の管理と経費の領収書の保管は、最初から徹底する癖をつけましょう。

注意点2:「簡単に稼げる」という甘い罠に騙されない

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副業解禁のニュースが増え、興味を持つ人が増えるにつれ、こういった詐欺的な謳い文句で高額な情報商材を売りつける悪質な業者が後を絶ちません。

ビジネスの世界に「ノーリスクで誰でも簡単に大きく稼げる」魔法のような話は存在しません。

初期費用として多額のお金を請求された場合は、きっぱりと断る勇気を持ってください。


考察:キャリア自律の時代における「教える副業」の可能性と企業の未来

ここからは、日々多くの方の「教える副業」の伴走者としてサポートをしている筆者の視点から、この副業解禁のニュースが会社員にどういう意味を持つのか、今後の見通しを含めて考察をお話しさせてください。

近年、みずほFGやANA、さらには伊藤忠商事などの大手企業が次々と副業解禁に踏み切った背景には、「会社という枠組みの中だけで育成できる人材のスキルには限界がある」という企業側の強い危機感があると考えられます。

終身雇用制度が崩壊しつつある中、企業は社員に対して「自分のキャリアは自分で切り拓いてほしい(キャリア自律)」とメッセージを送っています。

今後、労働力不足が深刻化する日本において、副業を認める企業は一部の大手から中小企業へと、さらに急速に広がっていくと筆者は予測しています。

そうした時代において、40代・50代の会社員に私が強くおすすめしたいのが「教える副業」です。

相談に来られる方の多くは、「ただの事務職を20年やってきただけですから」「特別な資格はありません」とご自身の経験を過小評価しています。

しかし、じっくりお話を伺うと、そこには宝の山が眠っています。

実際に私がサポートした40代の営業事務の女性は、「特別な強みはない」と仰っていましたが、お話を深掘りすると「社内の誰もやりたがらない煩雑なデータを、エクセルでミスなく早く整理する技術」を息をするようにこなしていました。

彼女がそのエクセル時短術をオンラインで教え始めたところ、「まさにそういう実務的なやり方が知りたかった」と多くの受講生から感謝され、今では立派な収入源となっています。

あなたにとって当たり前にできることは、それをこれから学びたいと思っている若手や社外の誰かにとっては、喉から手が出るほど「知りたい価値」なのです。

副業を通じて自分のスキルを商品化し、見ず知らずの他者から「教えてくれてありがとう、助かりました」と直接感謝され、その対価として報酬をいただく。

この経験は、会社の看板に守られた中では得られない、強烈な喜びと自信をもたらしてくれます。

社会のルールが変わりつつある今、副業は単にお小遣いを稼ぐ手段ではありません。

会社の外の世界に触れ、自分の本当の市場価値を知り、「個人の名前で生きる力」を取り戻すための最高のトレーニングだと私は確信しています。


よくある質問

最後に、会社員が副業を始める際によくいただく疑問にお答えします。

公務員でも副業はできるのでしょうか?

公務員の場合、国家公務員法や地方公務員法によって厳しい制限が設けられており、民間企業のように原則自由とはいきません。

例外として、一定規模未満の不動産賃貸や小規模な農業、非営利団体での活動などは認められるケースもありますが、必ず事前の許可申請が必要です。

無断で行うと免職などの重い処分が下るため、まずは職場の規定を厳密に確認してください。

副業を始めるにあたって「開業届」はすぐに出すべきですか?

最初から無理に出す必要はありません。

開業届を出して個人事業主になると、青色申告による最大65万円の特別控除など節税メリットが受けられますが、失業保険(基本手当)の受給要件などに影響が出る場合もあります。

まずはクラウドソーシング等で数件の実績を作り、継続的に収入が得られる見込みが立ってから提出を検討するのがおすすめです。

まったくの未経験からでも始められる副業はありますか?

はい、たくさんあります。

データ入力やアンケートモニターなどは特別なスキルがなくてもすぐ始められます。

また、Webライティングや動画編集なども、最初は未経験歓迎の案件からスタートし、マニュアルに沿って実践しながらスキルを身につけていくことが十分に可能です。

最初から完璧を求めず、「学びながら稼ぐ」姿勢が大切です。


まとめ

この記事では、大手企業の副業解禁ニュースを背景に、サラリーマンや正社員が安全に副業を始めるための手順や、就業規則・税金の対策について解説しました。

重要なポイントを振り返ります。

  • みずほFGやANA、伊藤忠商事などの大手企業が副業を解禁し、国も推進する時代になっている。
  • 会社に副業が発覚する主な原因は、合算されて通知される「住民税」。
  • 対策は確定申告で住民税を「普通徴収」にすることだが、自治体によっては合算されるリスクがあるため事前確認が必須。
  • トラブルを避けるため、自社の就業規則を確認し、「競業避止義務」「守秘義務」「職務専念義務」を厳守する。
  • 自分の当たり前の経験やスキルを活かせる「成果報酬・事業型(教える副業など)」がおすすめ。

副業への一歩は、不安と期待が入り交じるものです。

しかし、正しい知識と準備があれば、そのリスクはしっかりとコントロールできます。

あなたの持つ経験や得意なことが、社会のどこかで誰かの役に立つ日を楽しみにしています。

西野 真希

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